中村扇雀の公式ブログ

「歌舞伎のこと」記事一覧

「浅草平成中村座追善興行」

2018年11月 4日

前回の浅草での中村座は兄の四代目中村鴈治郎襲名の歌舞伎座公演と重なったため出演ができず久しぶりの浅草での出演となります。
待ちに待っていました。

私の化粧前(鏡台)に飾っている写真です。

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左が平成中村座ロングランの「め組の喧嘩」千穐楽のカーテンコール
宙を見つめてロングランの大千穐楽を感慨深く噛み締めているようです。
右が平成中村座ニューヨーク公演の終演後皆でご飯を食べて街を歩いている時のスナップです。ニューヨークタイムズの劇評に当時大ヒットしていたスパイダーマンの映画より中村座の「夏祭浪花鑑」を観に行きなさいと書かれてスパイダーマンに勝ったと喜んでいた直後に、店頭にスパイダーマンを見つけ勝利の記念撮影をした時です。

ミッキーマウスは哲明さんも大好きでした。ちなみに御札は毎年お正月に送ってくださる奈良の秋篠寺の伎藝天尊のお守りです。

化粧をしいる時や舞台に出る前に声を思い出しています。
色々な会話をしました。
亡くなって6年。5歳年下の私は今年の12月の誕生日で抜いてしまいます。
時が止まったままの状態です。
今自分ができることに集中して前を向きつつお兄さんが生きていたらとこう言うのでは、と思いを巡らせて舞台に臨んでいます。
初日が開いたので解禁だと思いますが、夜の部の「弥栄芝居賑」でお兄さんに合うことができます。多くの方に浅草に訪れていただきたいと思います。

お待ちしています。

菩提寺の西徳寺も観音様からはほど近くです。
お酉様で賑わう鷲神社の斜向いです。
可愛がってくれた虎之介が又市で初めて"狐狸狐狸ばなし"に出演するので報告を。

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「南座開場式と京都ヒストリカ映画祭」

2018年10月30日

26日に千穐楽を迎えた翌27日に、報道にもあるとおり耐震工事を終えて新装開場記念の南座でお練りをしてきました。
約三年の工事を経て装いも新たになった南座ですが建て替えではないので構造自体は変わっません。ですから楽屋は内装は一新されていますが懐かしい感じがします。
二階客席の上手側廊下には曽祖父の初代中村鴈治郎のブロンズレリーフが元のまま掛けてありほっとしました。南座に着くと最初に触りに行く場所です。
ぜひ皆様も一度ご覧になってください。実物大と聞いているのですが、そうでしたら曽祖父の顔は相当大きく立派だったようです。

歌舞伎役者が一同に舞台のひな壇にぎっしり並んだ開場式の景色は客席から見たらさぞ壮観だったと思います。

開場式に引き続き南座正面玄関から八坂神社に向かって封鎖された四条大通りをお練りです。歌舞伎座開場式の銀座大通りのお練もすごい数のお客様が沿道を埋めてくださいましたが、発表では15000人の方が南座から八坂神社までの短い距離を埋め尽くして下さって、ものすごい熱気でした。前日までの予報は雨天だったのですが、空は晴れ渡り最高のお練り日よりとなりました!

スタート地点で南座のまねきを見上げて

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いざ出発

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八坂神社からは警察の指導で封鎖された四条大通りをマイクロバスで一気に南座に戻っていきました。

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その後、第10回京都ヒストリカ映画祭のオープニングレセプションとトークショウに出席してきました。

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各国の監督や関係者とともに

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プレミアム上演の内田吐夢監督「恋や恋なすな恋」が歌舞伎の「芦屋道満大内鑑」を題材にしていて葛の葉を何度か演じている私にお声がかかりました。

MCの飯星景子さんとのトークショウ

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映画人ではない私は場違いな感じですが、この映画の中で大川橋蔵さんの舞踊「保名」がそまま映画の進行に使われていたり歌舞伎に深く影響を受けている作品ですので、声がかかったのだと思います。
日本映画の大スターは多くが歌舞伎役者出身というのもご縁があります。
また不世出の大スター長谷川一夫さんは曽祖父初代中村鴈治郎の弟子で、最初の奥さんは師匠の娘、すなわち祖父二代目鴈治郎の妹でしたので、私も浅からぬ縁を感じています。

玩辞楼十二曲の内「藤十郎の恋」を二度目に演じる前に長谷川のおじさんの映画「藤十郎の恋」を見て演技の上でも参考にして、衣装は真似をして新しいものを作ったんです。

このヒストリカ映画祭は歴史にまつわる作品を集めるのですが、日本映画と歌舞伎のつながりは以前は今と違って深いものがあったんです。
獅童くんや中車さんは今でも映画と深く関わっていますが、これからは歌舞伎役者ももっと歌舞伎のためにも数の減ってきた時代劇など出演してもいいのではないでしょうか。
全員歌舞伎役者で作る時代劇なんて面白いと思いませんか。

そんな事を思い新幹線で帰京して品川駅についたのは22時30分。
翌28日からは平成中村座の稽古。休む暇なしです。

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「歌舞伎座夜話」

2018年10月22日

20日土曜日に歌舞伎座ギャラリーでの歌舞伎夜話に初めて出演してきました。

ご来場くださった皆様、改めて御礼申し上げます。

90分があっという間だったような気が致します。
素敵なセットが組んであり歌舞伎を愛してくださっている皆様に直接お話ができる機会は少ないので楽しいひと時でした。
ここでしか聞けないようなお話を沢山しましたので喜んで頂けたのではないかと思っています。

是非またここでお話をしたいと思う空間でした。

その時にお話したのですが、来月の中村座夜の部の「弥栄芝居賑」では普段と違う趣向を用意していますので楽しみにしていて下さい。

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脚立に乗ってサインは初めてです。

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歌舞伎座の客席からは写真NGなので貴重な機会ですね。

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次回呼んでいただけるのを楽しみにしています。

ありがとうございました。

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「10月歌舞伎座・舞台写真入番付」

2018年10月20日

十八世中村勘三郎七回忌追善大歌舞伎の舞台写真掲載のプログラムが劇場で販売が始まりましので、私がお名前を書いてサインしたものをご希望の方にご郵送致します。

9月ロシア公演の記事も掲載されています!

一部¥1.600(送料・消費税込み)

尚、劇場受け渡しご希望の方は引換希望とお申込みの際にお知らせ頂ければ定価¥1.300にてお渡し致します。

ご希望の方はお名前ご住所を明記のうえ
下記のアドレスに部数を添えてお申し込み下さい。
入金方法を折り返しお知らせします。入金確認後に郵送させて頂きます。

ご応募お待ちしています。
締め切りは25日千穐楽正午(12時)とさせて頂きます。

suzumenokai@senjaku.com

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「10月20日(土)18時30分」

2018年10月18日

歌舞伎美人に掲載されていますが初めて歌舞伎座ギャラリーの「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話(かぶきやわ)」に出演します。

10月20日(土)18時30分
多くの皆様のご来場をお待ちしています!

https://www.kabuki-bito.jp/news/4968

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「ロシア公演行ってきました」

2018年10月11日

8月の歌舞伎座公演を終え、当初今年唯一の休演月と決めていた9月ですが、昨年の夏にこの訪露公演の出演のお誘いを受け、人生初めてのロシアに行って参りました。

歌舞伎美人にも記事が掲載されていますので公演の詳細はそちらをご覧くださるとお分かりになると思います。

https://www.kabuki-bito.jp/news/4982

過去には何度が海外公演は経験していますがロシアは訪問も初めてで非常に楽しみにしていました。

一言で感想を申しますとロシア公演は期待以上の素晴らしい日々でした。

ロシアにおける日本年というイベントのプログラムの中に組み込まれ、同時にチェイホフ演劇祭にも参加というロシア側の受け入れ体制が整っていたことも幸いしました。
また今年度ロシアW杯が開催され世界から多くの外国人を受け入れる為に英語表記や英語メニューなどが数多く増え、移動や買い物などに全く不自由を感じなかったことも良かったのだと思います。何しろロシア語は読めません。私達の英語アルファベットの知識では解読不可能で文字化けと読んでいました。しかしロシアの方の英語はわかりやすく英語が母国語ではない者同士が英語を使うと、お互い理解しようという気持ちが強く働きわかりあえるのではといつも感じます。

今回はモスクワでとサンクトペテルブルグの2都市で計11回の公演で、連日現地の方が劇場を埋めて下さり、舞台上部の字幕も慣れているのか反応がよく芝居をしっかり楽しんで下さっていたと肌で感じました。15年前の訪露公演の時は日本語から英語、英語からロシア語に翻訳されたらしく伝わり難かったのでその教訓を活かして今回は日本語から直接翻訳したそうです。イヤホンガイドの方が一人いらして随時対訳を見ながらスイッチングをして下さったのも功を奏したのだと思います。

モスクワ:モスソヴィエト劇場のカーテンコール

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モスソヴィエト劇場の外

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モスソヴィエト劇場の入口の門

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モスソヴィエト劇場の門から入ったアプローチ

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モスソヴィエト劇場正面(アプローチから公園の中を歩いてその奥に静かに佇んでいます)

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モスクワでは連日スタンディンクオベーションとなりカーテンコールでは多くの方がスマホをかざして前の方まで出てきて写真におさめて姿が微笑ましくもあり嬉しくもあり心に残る感動を味わうことができました。
サンクトペテルブルグのお客様はスタンディンクは一度しかなかったのですがブラボーの声を凄くかけて下さいました。

サンクトペテルブルグ:ボリショイドラマ劇場正面昼と夜

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ボリショイドラマ劇場には花道が設置されました

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モスクワは歌舞伎を本当に楽しみにして待っていてくださった感じでサンクトペテルブルグのお客様は歌舞伎を待っていたというより演劇としてしっかり集中して観ようという方が多かったのではと思っています。サンクトペテルブルグの劇場は通称BDTと呼ばれるボリショイドラマシアターという演劇専門の100年を超える由緒正しき劇場で、客席内に花道を作ってくださっていました。千穐楽の前の日にサンクトペテルブルグのフォーシーズンズホテル内のレストランに終演後行ったところ。そのお店のマネージャーらしき女性に今BDTに出演してきたと告げると、あなたはグレートサクセスをしたと驚きの表情で喜んでくれました。さしずめ歌舞伎座で外人が母国語で母国の演劇を上演したようなことだったのでしょうか。ちょっと誇らしい気持ちになったりお酒も進みました。

サンクトペテルブルグではあの有名なタス通信に呼ばれ記者会見をしてまいりました。

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中村扇雀読めません

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今回は「吃又」と「吉野山」の二演目を上演したのですが、音曲とともにドラマが進行したり舞踊劇にセリフがあったり、舞台上に音楽の演奏者が座っていたり、つけ打ちの音が突然入ったり、全員男だったり、何しろ自分達の常識の枠を超えたものを眼前にしてその時間を心底楽しんでいただいていたように思えます。「吃又」は奇跡が起こりハッピーエンドですので受け入れやすかったのだと感じています。外人の方は幕が開いただけでは通常拍手はいたしませんが「吉野山」では満開の桜の吉野山の背景を見て拍手が湧き上がっていたのには驚きました。素直に美しいと感じてくださったのだと思います。狐が人間に化けて自分の親の皮でできた小鼓を追っかけて主人の彼女のお供をしていてその主人は歴史に名を残した名将ということはお客様は理解していないと思いますが、何か素敵だったのだと思って頂いてるような気はしています。

サンクトペテルブルグの終演後のレセプションでロシア文化大臣より感謝状を頂き最高の思い出となりました。何が書いてあるのかはわかりません。

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ロシアは寒い国だと勝手に思い込んでいましたが、モスクワは連日半袖で歩いていました。
ここでも異常気象のようです。
ロシアのドモジェドヴォ空港に到着した日は25度を超える暖かさで半袖で大丈夫

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海外公演に行くと朝必ずその街を走ります。ジョギングですが、フルマラソンを2度完走している経験があるので走るのは嫌いではないのです。それに海外に行くと歩いてその街を知るのが一番なので必ず走っています。ニューヨーク、ボストン、ベルリン、ロンドン、ローマ等早朝は気持ちのいいもんです。どの街でも多くのジョガーとすれ違うのですが、モスクワはほとんど走っていません。何故でしょう。モスクワはマリオットグランドホテルに宿泊したのですが、そこから中心のトベルスカヤ通りを一直線に走りクレムリンを左回りで一周してボリショイ劇場を通り戻ってくるルートでおそらく6~7kmくらいだと思います。
サンクトペテルブルグはコリンシアネフスキーパレスホテルに宿泊しネフスキー大通りをエルミタージュ美術館に向かって直進しネヴァ川沿いを走りトロイツキー橋を渡りザヤーチィ島の周囲を走り宮殿橋を渡り再びエルミタージュ美術館に沿って河岸を走り抜けロシア美術館とミハイル宮殿の横を抜けネフスキー大通りに戻ってくるルートを走りました。8~9kmくらいでしょうか。走っいる人とすれ違いましたが少ないです。

ただエルミタージュ美術館の前の川でおじいちゃんが水泳のための準備運動をしていたのにはただただ驚きました。多分何十年も続けている健康法なのでしょう。まだ7時にもなっていませんでした!思わずiPhoneにおさめてしましました。

6:35分頃が日の出でしたのでまだ7時前です。

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おじいさんと別れた後の早朝のキヴァ川、エルミタージュ美術館の対岸ザヤーチィ島

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早朝の対岸からのエルミタージュ美術館
iPhoneのイヤホンのボリュウムスイッチがカメラのシャッターになるのご存知ですか?

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元々絵を見るのは好きで、モスクワではプーシキン美術館、サンクトペテルブルグではモスクワ美術館、そしてエルミタージュ美術館を楽しみにしていました。
公演は連日19時開演ですので昼間はたっぷり自分の時間があります。
iPhoneのヘルスケアの歩数を見ると連日二万歩超えで、帰国時は出国より1.5kgは減っていました。

プーシキン美術館ではロシアにおける日本年の開催の為か日本画多く展示してあり図らずも写楽が二点尾形光琳や歌麿などが展示してあり思わず釘付けとなり海外で改めて日本文化の素晴らしさを再認識させられました。

プーシキン美術館

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写楽・歌麿・光琳

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エルミタージュ美術館では一番好きな画家カラヴァジオの絵が一点所蔵してあるのでそれだけを楽しみに行ったのですが、なんとフランスに貸し出していて不在でした。それを見るのが最大の楽しみだったのにかなりのショックでエルミタージュ美術館の本館を後にしました。中国人観光客の団体がものすごく多くダ・ヴィンチの前も人だかりで落ちていて見られず失意のまま新館に足を運ぶと、フランス人画家では唯一好きと言って良いマティスが三部屋にわたり展示してあり彫刻も数点あり、ピカソの展示の多さと失意の中から喜びに転じました。皆さん、エルミタージュ美術館は別館も必見です!お忘れなく。


そして今回はマーブル美術館というところで特別展をやっていた現代ロシア人の夫婦が強烈なインパクトで2度足を運んでしまいました。何が良かったのかは説明できません。

マーブル美術館

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イゴール・ペストフとエカテリーナ・ペストフ

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二作品だけお見せします。

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賛否が分かれるというよりは苦手な方のほうが多いかも知れませんが、私はかなりの時間その展示室にいた気がします。テクニックと共にメッセージを感じようとしていたのだと思います。興味のある方はネットで見て下さい。作品を2点掲載いたします。

絵を見て歩くのは実に楽しいのですが中々釘付けにはならないものです。
しかし心が落ち着くというか美術館巡りは楽しい。

海外での楽しみは食事もそうでしょう。その土地に行って食文化に触れるのもその国を知る一歩ですよね。和食抜きが続いても大丈夫な方なのでその土地の料理やレストランに行くのはわくわくします。
英語メニューと共に写真を載せているレストランも多くこれは助かります。外国語の説明がよくわからず出てくるまでどんなものかドキドキして待っている経験は皆さん一度はおありだと思います。
ロシア料理のイメージはボルシチ、ピロシキ、サーモン、キャビア、ビーフ・ストロガノフそしてウォッカといったところでしょうか。
ちゃんとすべて食べてきました。予想以上に美味しい。どのレストランもえっなにこれというがっかりがない。これは嬉しい驚きでした。
日本がレストランのレベルは世界一だと思っていますが、ロシアもレベル高かった。長期に滞在する時の一番大事なことかも知れません。
今回の公演旅行が楽しい素晴らしい時間になったのもそのお陰かも知れません。
ただ、大使公邸にご招待いただいたときの日本蕎麦は日本を離れてから最初の和食だったので心にしみる美味しさだったのは、体が自然に欲していたのでしょう。

ラストナイトについに食べたキャビアは格別でした!

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また第二弾も報告します。

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「残暑お見舞い申し上げます」

2018年8月26日

納涼歌舞伎も明日千穐楽を迎えるところまで来ました。

今年の夏は猛暑と自然災害が日本列島を襲い流れてくるニュースに驚かされてばかりで、連日休みなく舞台出演している身としてはお見舞いを申し上げることしかできません。

劇場にご来場くださった皆様には、日常を離れ楽しんでいただきたいという気持ち日々舞台を努めています。

今月の歌舞伎座は二役努めていますが双方とも初役で新しい挑戦をしています。
「花魁草」は平成23年の8月に福助さんと獅童さんで上演され、その時は今回萬次郎さんが努めてらっしゃる"菊岡の女将お栄"で出演していました。昭和56年の初演以来歌舞伎では二度目の上演でした。私自身も知らない演目でしたので初めて台本を読んだ時によく書けている素敵なお芝居だなと感じていました。
昨年の野田マップ公演「足跡姫」を観に来てくれた獅童さんと、終演後飲みに行った時の会話の中に「花魁草」の話が出て、いつか一緒にやりたいねとお互いにこの演目が好きだということを確認していました。
今夏の納涼歌舞伎の演目選定の過程で松竹の方から獅童さんと一幕お願いしますと提案があった時に色々な候補が出たのですが、「花魁草」は両方の気持ちが一致していた演目でしたので松竹の方も賛同して下さり今回の上演となりました。

演ってよかった!
この一言に尽きると思います。北条秀司先生は女性を書くことに長けてらして"お蝶"という役の気持ちの移り変わりが見事に描かれています。毎日演じていて、毎回その日その日の"お蝶"が息吹いています。共演の獅童さん幸四郎さん梅枝さんもそれぞれ役の息吹が感じられ素晴らしい舞台になったのではと自負しています。
獅童さん演じる幸太郎がまた芝居の世界に戻って行ってしまうということを感じ始めてから、その悲しさを相手に隠し続けるところは日々表現が変わっているかもしれませんが、"お蝶"という人物の人生を表現していることは楽しくもあり面白くもあり日々充実しています。
作品との出会いは運命みたいなものですが、いい作品の出会えたと喜んでいます。

「雨乞其角」は若手の皆さんをお客様にご紹介の意味も含めて選ばれた演目です。
私自身も普段あまり共演できない皆との舞台は新鮮です。
この演目は藤間流宗家の演目で藤間会で素踊りで上演されたのみで歌舞伎の演目として衣装とかつらをつけての上演は初めてです。
宗家勘十郎さんが道具に趣向を凝らしてくださり風情のある一場となったと思っいます。
大道具さんが下絵を持ってきてくださった時に隅田川の絵がありなにか物足りない気がしたので中村座とスカイツリー(に見立てた火の見櫓)を書き足してもらいました。
舞台上手(右)に中村座、下手(左)にスカイツリー(に見立てた火の見櫓)が描き込まれています。気づいた方はいらっしゃらないと思うのですが、ちょっとした遊び心です。
これから10年20年後の歌舞伎を背負って立つであろう皆さん。お客様同様私も楽しみです。

さて私事ですが母校・慶應高校の甲子園出場に胸踊らせ歌舞伎座の楽屋から声援を送っていましたが残念ながら二回戦敗退となってしまいました。残念ではありますが画面に写った後輩たちは達成感に溢れ人生の中で得難い貴重な体験をしたと思います。出場できなかった部員のみんなそして応援してくれた学友達と生涯の友としてこの経験を活かしてほしいと願っています。

また先日、津川雅彦さんの訃報に接し心よりお悔やみ申し上げます。
芸能の世界に生まれた先輩として良きアドバイスまたエールを沢山送ってくださいました。
幼少の頃より歌舞伎とも接しご自身の役者・演出家としての感覚でやさしく歌舞伎を見てくださっていました。心から芸を愛してらしたのだと思います。今年亡くなられた奥様の朝丘雪路さんも日本舞踊深水流の家元としても活躍され父も何度も共演をし深川マンボという名作を生み出されています。宝塚では母とほぼ同期でしたので身近に感じていました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

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「納涼歌舞伎・舞台写真入番付」

2018年8月25日

納涼歌舞伎の舞台写真掲載のプログラムが21日より販売となりましので、私がお名前を書いてサインしたものをご希望の方にご郵送致します。

一部¥1.600(送料・消費税込み)

尚、劇場受け渡しご希望の方は引換希望とお申込みの際にお知らせ頂ければ定価にてお渡し致します。

ご希望の方はお名前ご住所を明記のうえ
下記のアドレスに部数を添えてお申し込み下さい。
入金方法を折り返しお知らせします。入金確認後に郵送させて頂きます。

ご応募お待ちしています。
締め切りは27日千穐楽正午(12時)とさせて頂きます。

suzumenokai@senjaku.com

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「ロシア公演」

2018年5月23日

今年の9月にモスクワとサンクト・ペテルブルグで歌舞伎公演が行われ参加することになり
21日の午前中にロシア大使館内で記者会見を行い正式発表となりました。

http://www.kabuki-bito.jp/news/4741

海外公演は今回で6回目となりますがこの公演がチェーホフ演劇祭に参加している事に意義があると思います。
かつてルーマニアのシビウでの演劇祭に中村座として参加した時に各国の様々な演劇に触れたことは素晴らしい経験でした。井の中にいてはいけないと痛感した覚えがあります。

今のコクーン歌舞伎の演出・串田和美さんも野田歌舞伎の野田秀樹さんも海外の演劇と深くつながっています。そのエッセンスを歌舞伎に持ち込んで下さっていること。又それを受け入れていることは歌舞伎にとってありがたいことだと思っています。

海外での歌舞伎公演は現地の多くの方にご覧いただきたいのですが、日本の方にも現地に赴いて海外での歌舞伎の評価というかお客様の反応を感じていただきたいですね。

ロシア公演とは関係ありませんが記者会見に松竹株式会社 経営企画部 広報室
ちょろ松が来ていたのでツーショット。
皆さん宜しくお願い致します。

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「残り一桁に。」

2018年5月23日

残り9日、コクーン歌舞伎らしい仕上がりになった今回の「切られの与三」
お客様のとの距離が近く雰囲気は歌舞伎座とも違う一面があり、カーテンコールを連日していると歌舞伎座も通常カーテンコールがあっていいのかな等と感じています。

七之助さんの18日の誕生日にはカーテンコールの最後にハッピーバースデーをピアノのキョンさんに弾いてもらい劇場内、客席や舞台皆で合唱は歌舞伎座では観られな光景でした。

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お客様の反応も様々ですが、今迄出演をしたコクーン歌舞伎の中では1番運びがよくわかりやすく筋も入り組んでなく、休憩が10分と15分2回あり見やすいような気がしています。
休憩が長いと食堂などないコクーンでは休み疲れしてしまうこともあるかもしれません。
3幕に別れる構成もそれぞれの幕の持っている色が違うこともあり興味がそがれないと思います。新しいコクーン歌舞伎の作品が生まれたのではないでしようか。

このコクーン歌舞伎が将来古典に昇華するかどうかが作り手の課題、あるいは使命だと思います。歌舞伎の中に流れている古典の力を現代に融合させる場がコクーン歌舞伎なのではないでしようか。

残り日数が一桁になりましたが当日券もございます。

是非新作のコクーン歌舞伎に足をお運び下さい!

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