中村扇雀の公式ブログ

「プライベート」記事一覧

「赤坂歌舞伎「夢幻恋双紙」赤目の転生」

2017年4月22日

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「醍醐の花見」と「帯屋」の間で赤坂歌舞伎観てきました。

一言で言うとまた一つ新しい形の現代歌舞伎が生まれたなと言う思いでした。
映画を見終わった時のような感覚。
ダークファンタジー、と呼べるジャンルに足を踏み入れた気がします。

開演からお客様を引きつけ、集中させる脚本は無駄がなく状況説明も少なく会話劇の中にどっぷりつかってしまいました。
役者さんも皆蓬莱ワールドを理解し表現していたことが引き込まれる要素の一つでもあったと思います。

素晴らしい挑戦であり蓬莱さんという演劇人を歌舞伎界に引き入れた雅行(勘九郎)の功績は大きいと思います。二作目三作目が待たれますし機会があれば是非参加したいというのが本音です。

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「19歳」

2017年1月18日

昨日「足跡姫」のゲネプロを見て感動していた虎之介も1月8日で19歳になりました。
舞台に暫く出ていないので近況を。

誕生日前日1月7日、bills銀座にて

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「22年目の朝」

2017年1月18日

1月17日の朝を今年も迎えました。
阪神・淡路大震災から22年。
大阪中座での襲名披露公演中の震災。扇雀襲名から22年。
母親の故郷神戸は私にとっても身近な街です。
関係したすべての方々の思いは違うと思います。


扇雀という名前を大切に、そして無事に舞台に立てていることに感謝を改めて思い、
舞台、演劇を通して多くの方に喜びや感動を伝えることへの喜びを噛み締めています。


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「年末年始」

2017年1月 7日

12月30日に野田マップ「足跡姫」の稽古が終わり3日間の休暇となりました。
30日に稽古を終え、19時30分の東京発のぞみに飛び乗り一路新大阪へ。

いつもの崎陽軒。哲明さん(勘三郎さん)が大好きでした。
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31日の午前中はUSJに家族で行くのがこれも数年来の恒例になっていて、去年できていなかったフライングダイナソーに乗り大興奮。ハリー・ポッターの世界にひたり、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドで前進・後進で絶叫してきました。

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31日大晦日は父・坂田藤十郎の85歳の誕生日。兄一家と私一家と両親で祝うのが恒例になっていて、例年通り集合。
元旦は露天神(お初天神)で初詣。父のホテルでおせちを食べ夕食はリーガロイヤルの吉兆で会食。これも恒例になっていてます。
2日は松竹座の初日を客席から観劇。まさか初芝居を客席から見るとは夢にも思っていませんでしたがお客様の気持ちになれるいい経験でした。
芝翫襲名のお祝いを云い、楽屋にお年賀の挨拶をして周り生国魂神社境内の浄瑠璃神社をお詣りして3日間の休暇を終えました。
野田マップの稽古で疲れていたのですがこの正月前後の行事はリフレッシュの意味も含め大切にしています。いつものことがいつも通り出来ることもまた幸せの一つではないでしょうか。
3日の朝7時57分の新大阪発のぞみに乗り東京駅から野田マップの稽古場へ。
12時稽古開始。
今年の始動です。

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「「初」」

2017年1月 7日

新年を迎え「初」という字が浮かびました。
1月を初めて歌舞伎以外、野田マップ「足跡姫」の舞台に出演すること。
昭和42年(1967年)の初舞台から50年目
世阿弥の「初心不可忘」
初役に挑む。
今年は歌舞伎の舞台を初めて踏んでから50年の年です。
年々去来の花を心に今年もお客様の記憶に残る舞台を目指し日々過ごしていこうと思っています。
本年も宜しくお願いたします。

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「56歳誕生日」

2016年12月19日

久し振りに東京で誕生日を迎えました。

「足跡姫」稽古真っ最中、サプライズで稽古場でハッピーバースデーをしてくれました。

共演者とスタッフの皆さんに感謝!感謝!

こんな素敵なケーキを用意してくれました!
マカロンにデザインするの今流行ってるらしいですね。
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一個一個が別れているので食べやすく配りやすく最高です。


数日の読み合わせの後、立ち稽古が始まりました。
野田マップのリズムは客席にいてわかっていましたが、いざ中に入るとついていくのに必死です。来年で初舞台から50年ですが新人のつもりで臨んでいます。

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「四年目の冬」

2016年12月 9日

12月5日で哲明(のりあき)さんが亡くなって丸四年の月日が経ちました。
今年は野田マップの稽古の為すべての舞台をお休みして東京に居るので命日当日に初めてお墓参りがかなった。

午前中の時間帯はさけ午後から1人で墓参へ。

お兄さんが「表に出ろいっ!」で野田さんとタッグを組んだのに次いで野田作品への歌舞伎役者参戦となることを報告してきた。
野田さんが「勘三郎へのオマージュ」と語っているように哲明さんが健在だったら「足跡姫」も僕の今回の出演もなかったわけでその報告を。

作品は現段階では途中までしか完成していませんがお兄さんの事を語り継ぐ一つの術になるこの作品に出演することは僕にとってもオマージュになることは間違いないと思ってます。

ご家族の許可を頂いたので12月5日のお墓の写真を掲載します。
それから「平成中村座」の跡地を周り、色々なシーンを思い出し振り返ってきました。

皆さんの記憶にも舞台を観て下さった時の事を改めて思い出して頂きたい。

哲明さんの魂に今一度触れて下さい。

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「「メトロポリス」と「三代目、りちゃあど」」

2016年11月27日

26日二本立てで観てきました。

「メトロポリス」はシアターコクーン串田和美さんの演出でご自身も出演しています。
舞台は串田ワールドが展開され音とダンスと道具の展開そして松たか子さんの歌と2時間強休憩無く一気に芝居が運びます。今年のコクーン歌舞伎で共演した真名胡さんや大森さん内田さんも出演しています。串田さんが目指す色々な表現の可能性を感じました。強いドラマ性とか入り組んだストーリーがあるわけではないのですが、生の演奏の中で目の前の舞台空間でに起こっている非現実の世界の中から観客それぞれの現実へ感覚的に結び付けていくこと。演劇の一つのあり方だと感じた舞台です。5ヶ月前に「四谷怪談」を上演していた舞台の客席に座り思い出しつつも次は何をと思いを巡らします。


「三代目、りちゃあど」は池袋の芸術劇場のシアターウエストでの上演
野田秀樹さんの約30年ほど前の作品でシンガポールの演出家オン・ケンセンの創り出す独特な世界に引きずり込まれました。甥の壱太郎が主演の1人として出ているので必ず観たかった芝居なのですが、当日は東京公演の初日で隣の席に作者でもあり芸術劇場の芸術監督という立場でもある野田さんが着席され、またしても観てる場合じゃないでしょの会話を交わし「足跡姫」のことはしばし忘れての観劇となりました。
演出はシンガポールの方ですが野田さんの作品の特徴を非常によく理解してるなという驚き。そして外人の方は英語中心のセリフで字幕が左右に出るのですが、次第に慣れて違和感無く芝居に集中できました。劇評など書くつもりはありませんが観終わって全体をとおし演出家の方のすぐれた才能をまず感じ壱太郎がいい経験をしたことを嬉しくも羨ましくも思ったのが最初だったと思います。
野田さんの作品の中で韻を踏む台詞が散りばめられているのは特徴の一つですが、英語に訳すとその部分の面白さが半減するのですが、ジャニス・コーさんの英語の台詞にはそのリズム感とテンポが失われて無くあたかも日本語で韻を踏んでいるがごとくの台詞術と発声が心に残りました。野田さんも喜んでいました。このジャニス・コーさんとたきいみきさんが特に印象が強く好きな役者さんでした。茂山あきらさんのご子息茂山童司さんも出演していて壱太郎と茂山さんは自分が今まで勉強して身につけてきた武器をフルに発揮して存在感を示していました。しかしそれぞれは歌舞伎役者と狂言師が演じていることを感じさせます。演出家の方の狙いだと思うのですが成功でもあり予想の範囲内でもある物足りなさを感じたのは役者という立場からだと思います。他のお客様は逆にそこが面白く感じられてると思います。是非この作品多くの方に見て頂きたい。
東京公演は12/4迄です。
終演後ロビーで関係者の初日の乾杯があり、参加させていただいたのですがその場でも野田さんと今見た芝居の話は勿論するのですが「足跡姫」面白くしようねいい本書くから!どうしても次の芝居の話になってしまいます。が、まだ全体像が見えてきません!私は立役です!

他の方の舞台を見ることは自分への最高の刺激です。
12月12日から「足跡姫」の稽古。
それまでは嵐の前の静けさに身を沈める日々を送ります。

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「大向う」

2016年9月18日

大阪の大向う初音会の会長である岩城さんが先日亡くなりました。
まだ61歳の若さです。突然の訃報で驚いたのですがお通夜の席でご遺族の方から癌を患ってらしたことを聞きただただ驚くばかりでした。

7月の松竹座に出演していなかったので私に最後声を掛けてくださったのはは4月の金丸座でした。元気な様子で楽屋を覗いて下さったので、訃報を聞いた時は耳を疑いました。

上方歌舞伎を愛し大阪の大向うを引っ張って下さっていたので残念でなりません。
棺には父を始め役者と一緒に写っている写真が沢山収められていましたが、二度と岩城さんの声が舞台で聞けないのは寂しい限りです。


日本人には江戸時代拍手の習慣がなかったので大向うが生まれたのだと思います。
劇場での拍手は明治以降、西洋の習慣が輸入されてからです。
拍手をしたいお客様の気持ちの現われが大向こうですので劇場の何処に座られていても是非大向うにチャレンジして頂きたいと思います。
また大向こうの会の入会方法は私は知らないのですが、各劇場で尋ねていただいたら教えてくれると思います。
大向こうは歌舞伎の演出の一つと言っても良いほど大事ですので、我と思う方は是非大向うを掛けて下さい。

亡くなった岩城さんも大向うを存続させていきたいと強く願っていた方です。

心よりご冥福をお祈り致します。


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「期日前投票」

2016年7月 8日

明日から松本入りなので参議院議員選挙の期日前投票に行って来ました。
まず感じたのが政党の多さ。
ポスターを見て驚きました。自民党だったはずの人。無所属で出てる方も元はどこだったのかな。と思う事もありポスターからは名前とイメージ以外は肝心の政策が伝わってこない。小さいポスターでは伝えきれないとは思うけれどとにかくいつの間にこんなに政党が増えたのだろう。政党交付金をもらえるからか。大政党の中で主流派から外れ埋没しそうだから政党を作るのだろうか。それぞれの大義があるのだろう。政党なのだから。
そして、何故NHKしか政見放送をしないのだろうか。放送法なのだろうか。臨時ニュースのように全局一斉にできないのだろうか。それだけ重大なことのはずなのだが。
それに党首討論の少なさ。新聞以外に何も伝わってこない。以前は家の周りをひっきりなしに選挙カーが周り名前の連呼をしていた。それすらも来ない。
選挙という国を作る根幹に関わることが私達にあまり響いてこない。

休暇でハワイに行く時にたまたま現地の選挙の時と重なると街中に選挙の空気が充満しているかのように感じることがある。

今回投票率は低いだろう。そんな気がする。6年前に当選した方はどんな実績を残してくれたのだろう。
政治に感心が持てないのは、命がけで私達の税金を使っている意識の人がどれだけ居るのだろうかという疑問からだろう。政治家は激務だと思う。身内にいたのでよく分かる。
しかし、それがちゃんと私達に伝わりにくいのも事実なのではないか。
以前から国会議員のバッチをなくしたらと思っている。法律で付けるとが定められている。法律を変えなければバッチは消えない。しかし魔法のようなものでつけた途端に千人力になった気持ちになるものなのだろう。権力とはそういうものだ。
バッチ、バッジどっちだろう。どっちでもいいか。

昨今政治家の方の伝わってくることはお金のことや失言のことや政策とかけ離れたことがマスコミからの情報として多く入ってくるのが当たり前になってきている。聖人君子はいないだろう。法律に反していないから良いという考え方も理解する人はいるいかもしれない。
皆さん自分だったらそんなことはしないよ。という考えが良し悪しの基準なのだろう。

田中角栄が逮捕された時は衝撃だった。何故そうなったのだろう。悪と理解しながら罪悪感がなかったのだろうか。本人しかわからないことだ。

私は会社を自分で作り登記して納税も自分で殆んど目を通し、今日も期日前投票の後に労働保険の申告に行きいつもやっている義務を果たして来た。
歌舞伎役者がやることではないのかもしれないが、私の性に合っているのだと思う。
その後ジムに行き、8月の歌舞伎座の共同通信のインタビューを文化村のシアターコクーンの横、カフェドマーゴで受ける。つい先週まで四谷怪談を上演していた小屋が今日は静まりかえっている。不思議な光景だ。舞台はまさに夢なんだなとぼぉと感じる。
インタビューの中で亡くなった勘三郎のお兄さんが先代17代目の伯父さん、即ちお父上が亡くなってから役者としての命がけの戦いが始まったのだと思う。とお話した。その日同じ舞台に立ち、同じ車で小日向のご自宅に向かったので決して忘れることのできない1日だった。勘九郎さん・七之助さん2人の兄弟もまたしかりだと思う。お父様が亡くなってから同じように命がけの役者の戦いが始まったのではないだろうか。自力で生きていく戦いが。そしてそれは何よりも自分の為だがやはり全てはお客様の為なのだ。勘三郎のお兄さんの精神である。

政治家の方も納税者である私達の為に命がけで戦って欲しい。
都知事選で崖から飛び降りるつもりで臨むと公言された小池さんは命がけなのだろう。
周りの顔色を見てかつて東京を敵視した元お役人の方を人形のように担ぎ出し、担がれる方も担ぐ方も命がけにはとても見えない。

選挙に対する感心がわかないのは選挙に登場する方たちの魂が伝わるかどうかではないのだろうか。小学生に説明するような政見放送よりもっとドラマチックに訴えてほしいものだ。あの放送が投票行動の判断材料になっているとは考えにくい。しかし数少ない判断材料の一つであることがまた恨めしい。

恨めしいといえば明日から松本でお岩様を務めてきます。

コクーン千穐楽から一週間強の休みを経て体重もキープのまま戦闘モードに戻ります。

最近は歌舞伎以外のことをあまり書いていませんでしたが、とりとめのない雑感を、、、

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虎之介が18歳で選挙権を得たので明後日行くでしょう。
初選挙に。どんな気持ちなのだろう、、、

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