中村扇雀の公式ブログ

「日日是好日」記事一覧

「「そのとき歌舞伎は世界を席巻した 〜十八代目 中村勘三郎の挑戦〜」」

2021年12月 6日

昨日の命日は勘三郎さんも親しかった鳥居本のご主人夫妻と故人を偲んで献杯をしていました。そのお兄さんの番組が明日放送されます。私もインタビューを受けましたので一部放送される予定ですのでお見逃しなくご覧下さい。

「アナザーストーリーズ」
NHKBSプレミアム)
12月7日(火)
午後9:00~午後10:00(60分) 歌舞伎界の風雲児、十八代目中村勘三郎が挑んだニューヨーク公演。伝統にあらがい続けた天才が歌舞伎に求めたものとは!?野田秀樹と起こした"革命"...その挑戦に迫る!


https://www.nhk.jp/p/anotherstories/ts/VWRZ1WWNYP/episode/te/DKLMQ3Y5P7/

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「12月5日」

2021年12月 5日

2012年12月5日
哲明(のりあき)さんのの命日です。
18代目中村勘三郎さんです。

もう9年経ちました。
隆行(七之助さんの本名)に曽根崎心中やらしたいんだよと言っていたのを思い出しながら
今日のお初を努めてきました。

哲明さんと曽根崎もやってみたかったですね。
あそこはこうここはこうとか思いを巡らしてみました。

会いたくなりますね今だに。

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「楽しかった赤坂大歌舞伎そして京都顔見世」

2021年12月 2日

ACTシアターが来夏「ハリーポッター」専用劇場に衣替えする最後の舞台となった赤坂大歌舞伎が11月26日にコロナ陽性者もなく盛り上がった公演も無事千穐楽を迎え6回にわたる赤坂での歌舞伎が一旦幕を下ろしました。その間今回の公演を含め3度の公演に出演し、新しい歌舞伎ファンの方が増えたことに少しでも貢献できていたら嬉しい限りです。
公演が終了しているのでネタバレはもうないと思いますのでハリーポッターとコラボ?の写真です。
この写真を初め舞台写真は歌舞伎屋本舗のホームページで販売が開始されましたので是非お買い求めください。
IMG_20211128_0001.jpgのサムネール画像

最後の演目の幕切れです。「宵赤坂俄廓景色」俄獅子をアレンジした演目で長三郎君が箒に見立てた隅切り銀杏の纏にまたがり宙乗りをし、バックがホグワーツに似たお城に変わります。お客様のボルテージも一段と上がり千穐楽のカーテンコールはスタンディングオベーションとなり座頭の勘九郎さんが挨拶をして大団円となりました。
亡くなった勘三郎さんと「狐狸狐狸ばなし」「人情噺文七元結」で第1回・2回と夫婦を演じたのが懐かしい思い出ですがやはり芸能の街赤坂での歌舞伎が一旦終わってしまうのは寂しい限りです。心から再開を願うばかりです。

そして1日の休みを挟み京都南座に入り南座顔見世興行に向け4日間の稽古で初日です。
14年ぶりに父の追善狂言として「曽根崎心中」のお初を努めます。父が1400回以上努めた役を継承する責任の重さを感じつつ連日試行錯誤しながら稽古に臨んでいるところです。
年末を飾るこの興行に多くの方がご来場下さることを心から願っています。
「曽根崎心中」の話はまた改めて。

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「徹子の部屋11月29日(月)13:00〜13:30」

2021年11月24日

徹子の部屋11月29日(月)13:00〜13:30

兄の鴈治郎と共に久し振りに出演させて頂き父の事を偲んだり来月京都南座顔見世の追善狂言「曽根崎心中」の話などをさせて頂きました。
ぜひご覧下さい。

https://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

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「雑誌インタビュー「たる」」

2021年11月23日

お酒関係のマガジンで父のページを企画してくださり、兄と私がそれぞれインタビユーを受けましたのでお知らせします。
書店でお求めできますので興味のある方はご覧下さい。
来月の曽根崎心中のことを話しています。

IMG_20211123_0001.jpgのサムネール画像

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「赤坂歌舞伎」

2021年11月15日

久しぶりの赤坂歌舞伎に胸躍り毎日が楽しく舞台に立てる歓びに浸っている。
いや本当に楽しい。お客様が座席を空けずに座ってくださっている事がこんなにも素晴らしい事なのか。コロナで世の中が一変しライブの演劇は一気に危機に陥った。大向こうの声が聞こえなくなってもうすぐ2年が経つ。お客様はどんどん離れていきもう戻ってきてくださらないのではという不安に駆られる。

しかし、今月の赤坂歌舞伎は楽しい。
この喜びはどこから来るのだろうか。
抽象的な言い方だが亡くなった勘三郎のお兄さんの魂がまだまだ残っている気がする。
今月の一座は中村座やコクーンで時を長く共に過ごした面々に勘太郎・長三郎が加わり、大道具さんも一緒だ。楽しくないわけがない。
そして演目は二度目になるが新作歌舞伎「廓噺山名屋浦里」。皆の力で作り上げる面白さ。こちらが楽しければお客様も楽しいのではと勝手に思うのが役者の悪い癖かもしれない。
まあ、こちらが楽しくなかったらお客様は楽しくないのは間違い無いだろう。
今月も歌舞伎座の3部制と国立劇場と三箇所で歌舞伎公演が行われているが、お客様は何を基準に足を運んで下さるのだろう。大向こうもなく50%の座席しか座れない中。歌舞伎だから観てくださるのだろうか。もちろんそれもあると思う。しかし何よりも舞台の上の役者の責任が多くを占めているのだろう。
歌舞伎役者は演出家の目も持っている。今回2回目の上演の「廓噺山名屋浦里」も勘九郎・七之助・私それに亀蔵さんそして虎之介も、皆で知恵を出し合い演目を作り上げていく楽しさ。今回もかなりの部分前回と細かく変わっている。前回出演していた駿河太郎さんが見に来てくれて「これは中村屋の古典になる」と感想を言ってくれた。嬉しい限りである。
コロナ禍で厳しい条件下の中舞台に立ってきて久し振りに嬉しい言葉を聞いた気がする。
歌舞伎が元の姿に戻るために政府が許可してるのだから一日も早い100%の客席使用率に戻り大向こうをどうにか方法を考え復活させ、本来あるべき姿に戻すように松竹株式会社に願うばかりだ。他の劇場の舞台を見に行くと隙間なくお客様が座っていることに羨望の眼差しを送る事の辛さ。今月の赤坂ACTシアターは26日まで公演中です。
是非、見にいらして下さい。

「廓噺山名屋浦里」

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左は勘九郎さん右は虎之介

「宵赤坂俄廓景色(俄獅子)」


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右は虎之介

写真提供 :松竹株式会社

この「廓噺山名屋浦里」は鶴瓶さんの新作落語の歌舞伎化ですが原案はタモリさんです。
そのお2人が揃って見に来て下さいました。偶然その日いらして下さった大竹しのぶさんも含めて終演後に楽屋外で記念撮影。ありがとうございました。

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「一心寺がおくる"ちょっといい話"」

2021年11月 5日

https://www.isshinji.or.jp/event_radio.php

関西ローカルのラジオですが朝日放送ラジオ(ABC)1008khzに
明後日7日午前8時放送の「一心寺がおくる"ちょっといい話"」
でしゃべってますので、関西圏の方は是非お聴き下さい。
10分の番組ですのでお聞き逃しなく。

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「偲ぶ会御礼」

2021年10月29日

昨日オークラ東京の平安の間において昨年11月12日に永眠いたしました父坂田藤十郎を偲ぶ会を催させて頂き多くの方にご参会賜り心から御礼申し上げます。

華やかな祭壇そして篠山紀信さんの2.5mの特大パネルをはじめ多くの皆様にご協力頂いた数々の写真に彩られ華やかな会になりました。長年スターの座に居た父を送るにふさわしい会を皆様のご協力のもと開催でき家族として喜んでおります。
コロナの影響で約一年皆様の前でご報告ができていませんでしたが、葬儀という形よりこの偲ぶ会という形式の方が父には似合っていたのかもしれません。生涯運勢の強かった父らしいなと思ったりもしていました。
読経とお焼香の香りがちこめる静まり返った葬儀ではなく、参会の多くの皆様と母は言葉をかわし直接感謝を伝えられたのも不幸中の幸いでした。
改めてお運び下さった皆々様に御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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そして会場入り口の曽根崎心中のパネルです。

12月京都南座顔見世興行において追善狂言として曽根崎心中のお初を務めることとなりました。父が1400回以上務めた最大の当たり役をまさにこのパネルの役を勤める事となり、やっとこの時が来たなと言うのが本音です。
私も過去2回勤めていますが、父がずっと離さない役でしたので、私自身は継承する意欲はあったのですが、もう演じることはないかな、甥の壱太郎に譲ろうかななどとも思うことは正直ありました。しかし、父の死という現実の中、役を継承することとなり、新たに私の曽根崎のお初を見たいと思って頂ける舞台を創らなくては伝統は守られません。歌舞伎役者をやっていてもっとも大切な局面を迎え、顔見世の初日が扇雀襲名の初日よりも重大になったと痛感しています。

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撮影:小林正明

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「納骨」

2021年10月29日

本日鎌倉霊園で父の納骨を致しました。
昨年11月12日に永眠し約一年自宅でこの時を待っていました。
コロナという非常事態で例を見ない長居を自宅でしてしまいましたが、やっと本人も落ち着いたと思います。

快晴の天気に恵まれ霊園からは滅多に見られない富士山が、澄んだ空気の向こうにくっきり現れ納骨という儀式にも関わらず、なぜか清々しい気持ちになり華やかだった父の人生を象徴しているようでした。

家族と一門に見守ら新たな安住の地に収まり、ありがとうの声が聞こえてくるようです。
本音はまだ入れんといて〜だと思いますが時の流れは戻らず止まらないものです。
いづれ止まってしまう自分の時間を大切に過ごさなければと改めて感じる納骨でした。

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「頰被り」

2021年10月26日

国立劇場10月公演が千穐楽を迎えました。

ご来場の皆様誠にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
8月の二役そして今月と立役が続いていますが、今月の「伊勢音頭」の今田万次郎は上方の典型的な和事の役でしっかりとその空気感をお見せできたのではないかと思っています。

その中でも頰被りをする事が毎日楽しく「頰被りなかに日本一の顔」と川柳で詠まれた曽祖父初代鴈治郎を思いつつ頰被りをしていました。
人目を偲んで歩く意味を持っていますが、その中に色気が醸し出されなくてはならないと思っています。これは床山さんにアシストしてもらいながら自分で結んでいきます。
顎の下のかける部分や、眉毛をどのくらい見せるかなど役者それぞれの個性が出るものです。

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こんな感じで頰被りをしていきます。

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