中村扇雀の公式ブログ

「雑誌インタビュー」

2011年4月15日

コムウェル会員誌(冠婚葬祭会社)
「キララ」旬感インタビュー
というコーナーでお話をしました。
一般の方には出回らない冊子ですので話の表題のみ抜粋してご紹介します。

<人生死ぬ迄生きている。でも、死ぬまでしか生きていない。
このことにきづくこと、こういう気持ちをもつことが大切だと思うんですね>

<練習は不可能を可能にする>

<役者とは、いちばんベストと思う方法を探すクリエイティブな職業>

<目標を持って走り続けて行きたい>

こんな表題でそれぞれ自分の今の考えを話ました。
都合上中身がなく中途半端ですいません。

インタビュー時の写真↓

110205_124043.jpgのサムネール画像

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コメント

今回の震災を東京で体験しました。
被災地に比べれば何てことないのですが、やっぱりすごく怖くて・・
3/11をきっかけに、前より人生についていろいろ考えたり、生活を見直すようになりました。
「生きる」ことと「死ぬ」ということに目を向けるのは大切なことですよね。

話は変わりますが、素顔の扇雀さん、とっても素敵です♪
あのー・・・きれいななで肩は、女方で訓練されたからでしょうか?
私はいかり肩が悩みでして。(^_^;)
確か前にどなたか女方の役者さんが、常に首を伸ばして肩を落とすように心がけているような話を、聞いたことがあるような、ないような。。

肩が落ちていると、首が長く見えていいですよね。

この震災を正面から受け止め自分への教訓としたいと思っています。

さて、なで肩ですが、実は生まれつきなんです。スポーツには向いていると言われてますが、勿論女方にもメリットは大きいのてすが、立役の時は肩パットの用なものを入れなくてはいけません。それに普段洋服を着る時にセーターの肩が落ちたり、シャツの襟が抜け気味になったり、スーツの肩が落ちたりしてデメリットも多いのですが、女形にとってのメリットが最優先ですね(笑)

遅ればせながら昨日、新橋演舞場の昼の部、拝見させていただきました。素人の感想で恐縮ですが、「お江戸みやげ」の常磐津の師匠文字辰、娘を食い物にする強欲さが感じられて良かったです。幕が降りた後、隣席のおばあさんが「扇雀さんの仁にあってるわねえ」と独り言を言っておられましたが、私も同感です。藤十郎丈の「封印切」は今回で4度目でしたが、今回ほど関東人の私にも台詞の細部やストーリーが皮膚感覚で分かったことはありません。なんと申しますか、流れるように自然な段取りに引き込まれました。もう一度拝見したいと思っていますし、私自身、大阪で生活した経験もあるのに、いまになって上方歌舞伎の面白さがようやく少しわかってきたような気もします。震災で仕方がないとはいえ、近松座の巡業中止が残念でなりません。

ゆうすけさん
ご観劇ありがとうございます。
文字辰は好きな役とは言いにくいですが、彼女の気持ちになることに集中していますので「仁にあっている」とのお言葉はお客様にそれが伝わったと思いますので、正直嬉しいです。

東京の地で父との共演で上方歌舞伎の代表作・玩辞楼十二曲の内「封印切」を上演できる喜びは何にも代え難いものがあります。私は忠兵衛・梅川・おえんと演じて来て回を重ねるごとに再発見があり同じ繰り返しになっていません。
来月の明治座で勘太郎そさんが忠兵衛を演じるので何度か観に来ているのですが、先日
「ヒロニイ(彼の僕に対する呼び名)四回目ですけど四回とも違うんですけど!」
と終演後楽屋で困った顔をしていました。
しかしそれが上方歌舞伎・和事なのかもしれません。
幸い今回は父も私もその日その日で間も息も違いますが、その瞬間、瞬間の心の動きが楽しくもあります。
その結果ゆうすけさんの
"台詞の細部やストーリーが皮膚感覚で分かったことはありません。なんと申しますか、流れるように自然な段取りに引き込まれました。"
というお言葉に繋がったのではないかと思います。
父の相手としてここまでできたことに自分では満足はしませんが、ちょっとした喜びは感じています。
再見お待ちしています。

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