中村扇雀の公式ブログ

「新橋演舞場本日初日」

2011年8月 6日

4月新橋演舞場公演以来の本興行です。
3ヶ月も歌舞伎の本興行を離れていて、しかも今日の三役はすべて初役。
その上新作歌舞伎も含まれていて自分の中で久し振りに緊張がこみ上げて来ました。

何度迎えても初日は自分の思っていたとおりになかなかいかないもので、空回りすることがあります。
しかし、G2さんの新作は初演の初日という記念すべき日に出演できたことが、まず第一に嬉しく記憶に残る日だと思います。この作品はテンポや時間軸と共に登場人物の心理がうねりを上げて変化していく面白さがありますので、それを的確に捉えていくことが一番のポイントだと感じています。
終演後にG2さんからチェックを受けましたが自分の役の方向性がより明確になり明日からがまた楽しみになりました。
この作品の上演にこぎつけたG2さんと橋之助さんの熱意に心から敬意を評したいと思います。

お詫び

ブログ記事がこの記事の2つ前と1つ前が昨日一日表題のみの表示になっていましたことをお詫びいたしますと共に記事を掲載しなおしました。関西テレビの放映はすでに昨日でしたので不手際よりご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

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コメント

初日おめでとうございます

G2さんの舞台は東京タワーを北九でみました

新作歌舞伎福岡でもお待ちしてます!

初歩的な質問ですが”本興行”とはどんな興行をさすのですか?

初日おめでとうございます!9月の抜き稽古始まりました。5月に続き また、かん雀さんにおんぶしていただくお役です!頑張ります!ちなみに、役は虎之助きよまさです。

およよさん

ありがとうございます!
無事初日が開きました。
本興行とは一カ所の劇場(歌舞伎座・松竹座・南座・博多座等)で一ヶ月間興行を行うことです。

博多座でも今回の演目上演したいですね。

しょうまくん

ありがとう!
9月はライバルですね(笑)
お稽古頑張って下さい。また一緒に舞台立ちましょうね。

遅ればせながら
初日おめでとうございます

G2の作品もさることながら
松本に引き続いて
扇雀さんの舞台を拝見できることが
とても楽しみです

まだまだ、暑い日が続きますので
お身体ご自愛くださいませ

こんばんは。7日の第一部拝見いたしました。初役ということで、また新しい顔を見ることができ、大変楽しませて頂きました。贔屓の役者さんや歌手の方を「私が育てる!」と意気込んでいらっしゃる元気な年配の女性って現代でも結構いらっしゃると思います。舞台から迫力とパワーが伝わってきました。今回の役を演じるにあたり、何か考えたことはありますか?今月G2さんの舞台も必ず見に行きます。こちらでもまた新しい顔を拝見できるのをとても楽しみにしております。うだる暑さが続きますがお体にお気をつけて公演頑張ってくださいね。

是非 お待ちしております
(●^o^●)

新作歌舞伎って観劇初心者の友達を誘いやすいんですよね
やっぱり 時代物は誘っても
「セリフが何 わからない~ 舞踊だけっってわからない~」
って 返事が返ってきます
私も全部わからないまま観劇していますけでれど
衣装がきれいだけでも観ていられます

演者さん演目をネットで検索し
予習復習で出かけています。
便利な世の中です

たまねぎさん

初日が開いて一週間が過ぎました。いつもより日にちの立つのが早く感じられます。
二部の新作はこの一週間でカット部分なしで約10分縮まりました。
これは芝居にテンポが出た証拠でお客様に飽きさせず濃縮して費用現できてきている証拠だと思っています。私の演じる関口多膳のキャラクターは色々な作り方ができ未だに1つに決まってこないの部分があります。それは逆に役が行きている証拠だと考えています。あと二週間毎日新鮮な気持ちで臨みたいですね。

y.sさんへ

一部のお役は出演している時間が非常に短いので役を作るにあたって特に考えるというよりりあるなきもちになることが大切だと思っています。幸太郎を江戸に連れ戻すきっかけすなわちお蝶との仲を裂くことになるわけですが、彼女も純粋に幸太郎のファンであることには違いがないのでそれがストレートに出ればいいと思います。
二部も是非見に来て下さい。勿論三部もですが。

およよさん

古い作品でも現在上演されている物の多くはストーリーのいいものがほとんどだと思います。
わかりづらい言葉でも意味が全て現代語として理解できると作品の持っているすばらしさが伝わるはずです。その努力が歌舞伎役者に必要なんだと思っています。

先日 1部を拝見いたしました。
花魁草 せつないお話でしたね・・・・(泪)
ちょっとウルウルっとしてしまいました。芝居茶屋のおかみの貫禄と、幸ちゃんを思う気持ちが良くわかりました。幸ちゃんへのあの思いは恋愛感情?母性? 
この次は、2部に伺います!

はじめまして、二部、三部と拝見いたしました。
“東雲烏”では扇雀さんのすばらしいお声にうっとりしました。
そして個人的には、今回第三部“宿の月”が大ヒットです!扇雀さん、おきれいでおきれいで・・!! そして動き(踊り)も楽しい!
決して長くはない時間の中に、いろんなものがいっぱい詰まっていて、なんだかじんわり心にしみてくる、本当に良い作品ですね。橋之助さん(亀太郎)と扇雀さん(おつる)のやりとりが、ほんとに素敵でした。
感動をありがとうございます!
(突然の投稿、失礼いたしました)

北山さん

ご来場ありがとうございました。
幸ちゃんへの思いは台詞の内容からすると母性よりは恋愛が勝っていると思います。

2部でお待ちしています!

なかのえみさんへ

ご来場そしてコメントありがとうございます。
今年の8月公演は新しいものづくしで私も新鮮な気持ちで毎日望んでいます。
2部の新作は今後も再演が重なって欲しい作品です。敵役ですが好きな役です。
立役の声を褒められたのはちょっと嬉しいですね。
「宿の月」は作品としてはコンパクトですが確かに内容の濃い作品で相手役との気持ちがつながっていることが大事だと思います。その点橋之助さんとは長い間コンビを組んでいるので阿吽の呼吸で作れますので、お客様にそれが伝われば成功だと思います。
いつでもコメントお待ちしています。
ありがとうございます!

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