中村扇雀の公式ブログ

「今月の舞台から」

2017年4月21日

昼の部序幕「醍醐の花見」

北の政所

40分程の新作舞踊劇です。
京都の醍醐寺三宝院で秀吉の晩年執り行われた花見をモチーフにしています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/醍醐の花見

「醍醐の花見」: 北の政所

2017年04月12日08時48分55秒.jpg

2017年04月12日08時49分55秒.jpg

昨年の1月松竹座以来の再演となった「帯屋」ですが、上方の役者による上方歌舞伎の上演が歌舞伎座では少なくなっているので、お絹はとても切ない役ですが、85歳の父と共演で和事の舞台をお見せできることは喜びです。


「帯屋」: お絹

2017年04月11日08時45分06秒.jpg

2017年04月11日08時45分46秒.jpg

写真:歌舞伎座

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コメント

扇雀 さま

舞台写真をありがとうございます。
北の政所の打掛が豪華で素敵でした。
白の着物に打掛裏の赤が映り込んでピンク色に…
桜と相まって綺麗でした。
帯屋のお絹さんは縞の着物に小花の半襟と
おしゃれな女将さん…ほんと切ないお役。
あっ!裏地も小花柄だったんですね!
歌舞伎観劇のもう一つの楽しみです。

岡山のくまさん

ありがとうございます。衣装選びも役作りの上で大切な部分だと思っています。
総合芸術の面がありますので、そんな楽しみ方をしていただけることが歌舞伎をより楽しむ道だと思います。

扇雀さま

初めて書き込みさせていただきます。

2月の足跡姫、そして先日の歌舞伎座の観劇後の興奮をなかなか言葉にできぬまま、時間ばかりが経ってしまいました。

今月早々に歌舞伎座夜の部を拝見いたしまして
帯屋があまりにもすばらしかったので、先日、再見させていただきました。
お父様との共演の一瞬一瞬を見逃すまい、忘れまいと、目の中に入れるように(?)、真剣に拝見いたしました。

扇雀さんのお絹、控えめな中に芯の強さと聡明さがあふれていて、とても扇雀さんに合ってらっしゃると思いながら見ておりました。
お父様もきっと安心して演じておられたのではないでしょうか。

まさに国宝そのものであるお芝居を拝見させていただいて、至福の晩でした。
また伺わせていただきます。

追伸:「まきまき」は、今年の1~3月に放送されていたドラマ「カルテット」の松たか子さんの役名なのですが
「カルテット」も「足跡姫」同様、「穴」が1つのモチーフだったり、ある場面でカヴァレリア・ルスティカーナが照応するように流れたりして、
両者もつながっているなーと思いながら見ていました。

まきまきさん

ありがとうございます。父の相手役で女形を努めていると将来立役に回った時にその経験が最も役に立つのです。85歳の父と舞台で同じ空気を吸っている事が役者としての財産になっていくのだなと感じています。上方の演目は東京での上演頻度が少ないのですが良い作品は数多くあります。これからもお客様に喜んでいただける事を一番に舞台を努めていきたいと思っていますので宜しくお願い致します。

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